とけないゆき
冬休み初日。


昨日の高野のことが



頭から消えない。



消そうとしても


でてくる。


出てきては私の心臓をしめつける。


なんかの魔法にかかったみたいに。




気をまぎらわしたくて


携帯を開く。


新しいメールは一件


と表示された。



相手はもちろん


米谷。


あんなに大好きな米谷に返信しなかったなんて



今でも考えられないくらいびっくりしている。

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