あなたは私になにをしてくれる?
「死ぬ?
待って!!」




女が歩きだした。




「死ぬなんてばかなまねやめろよ」




「どうせ生きてたって
いいことなんてないだろ?」




「...!
待ってよ!!
とにかく待ってよ!!」




女はとまらない。




「もうついてくるな。
ついてきたって
お前の人生がぐちゃぐちゃになるだけだ。」




僕は足を止めた。




あの女は悲しい目をしていた。




死ぬなんて簡単にいうなんて...




どうして彼女は悲しい目をしていたのだろう。
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