SAKURA-優しい愛と大きな輝き-

「あ!桜の花びらついてるよ…」
ん?振り向いてみると美少年がいた。
茶色の髪でさらさらと風になびいている。
「あ、、、ありがとう」
「え、、、じゃ、じゃあ」
美少年はなぜか戸惑いながら去っていった。
「優愛ー!私たち、同じクラスだよ。教室に、行こう?」
「え?本当?よかった。」
私、結構人見知りなタイプなんだよね。
だから麻紋と同じクラスで嬉しい。
校舎内も綺麗ですごかった。
「うわっ。綺麗。」
「本当に綺麗だね。」
あれこれ話しているうちに教室に着いた。
教室に着いたらすぐに入学式なため、体育館へと向かった。
「…一年生入場」
大きな拍手であたたかく見守っている感じが伝わった。
入学式の内容は、校長先生が話したり、上級生からのお祝いの言葉などがあった。
「これで、入学式を終わります。生徒の皆さんは、先生のご指導の元、教室へ行ってください。」
私たちは、先生が言ったとおりに次々と列を乱さずに教室に着く。
教室に着いたら学活の時間みたいで、1人1人自己紹介をしていく。
自分の好きなタイプや芸能人などを話したりしている。
いろんな人のを聞いていると私の番が来た。
「えっと、、、竹内優愛です。よろしくおねがいします。」
私は、特に言うことがなかったため一言いって座った。
「あの、竹内さん?特技とか、ないのかな?皆、言ってるし。」
担任の秋田あやめが言ってきた。
美人な人だ。
「特にないですけど。皆言ってるから言うとかいやですし。」
思ったコトを言うと急にシーンとした。
さっきまで私の事を綺麗って言っていた人たちが急にうざいに変わった。
「そうですよね…。じゃあ、次の人!」
担任の顔がひきつる。
次々とまた、自己紹介をしていく。
「えっと、あー、中西大輝っす。よろしく!!!」
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