天使と悪魔とハーフと。~黒髪少女と危険な居候!?~
「いつまでボケーッとしてんだ。」
「なっ・・・何よ、その言い方!!アタシの部屋なんだからえらそうに言わないでくれる!?だいたいなんでアタシの部屋なわけ!?おかしいでしょ!?」
アタシは頑張って言い返した。
するとルイはクスッと笑って
「なんでって?言ったじゃん、仲良くしたいって・・・」
バカにするようにルイは当たり前の顔で言った。
「はぁ!?おかしいでしょ!!仲良くしたいッて言ったってこんなの余計仲良く出来るわけないじゃん!!信じられない!!あんたなんか絶対仲良くならない!!」
あ・・・
思わずカッとなって怒鳴っちゃった。
ルイはしゅん・・・と下を向いた。
い・・・言い過ぎた?
でも今のはルイが悪いもんね・・・!?
「コラッ!!舞!!」
げ・・・父親が怒鳴りこんで来た。
「な・・なに?」
「何やらお前がぎゃぁぎゃぁうるさいから来てみたら・・・ルイはまだ不安ばっかりなんだぞ。それでもお前を選んでこっちでの生活を頑張ろうとしてんだ。それなのにお前と言ったら、こんなことでルイに八つ当たりなんてして・・・みっともないと思わないのか!?」
「はぁ・・・!?」
「いや、いいんです。いきなりきたこっちが悪いんですから。そりゃ、迷惑だよな。」
はぁ!?この男・・・
もしかして・・・
「二重じ・・・」
「舞!!本当ごめん。でも俺、舞と仲良くしたいから・・・よろしく。」
ルイは爽やかな笑顔で言った。
やっぱりこいつ・・・
二重人格だ!!(腹黒?)