天使と悪魔とハーフと。~黒髪少女と危険な居候!?~
「い・・・いただきます。」
お父さんは昔から何かあると唐揚げを作る。
アタシはお父さんの唐揚げが小さい頃から大好きだった。
久しぶりに食べたけど
やっぱり美味しい。大好き。
「親父さんの唐揚げ、うまいな。」
突然黙ってみていたルイが話しかけてきた。
「でしゃ!?アタシ、大っ好きな・・・あ・・・。」
しまった・・・。思わず興奮してしまった。
アタシはぷいっとしかめっ面になった。
こいつとだけは仲良くならないつもりだったのに。
最低、今日は話さないつもりだった。
「・・・ぷっ。」
「何笑ってんの・・・。」
「顔がコロコロ変わってかわいいなぁって。」
「ほっといて。」
こんな奴からかわいいだなんて言われたってちっとも嬉しくない。
・・・やだ、アタシ。
顔・・・赤くなってないよね?
か、顔がかっこいいから動揺しただけ!!
顔がね。