天使と悪魔とハーフと。~黒髪少女と危険な居候!?~
「契約成立―♡」
ルイはニコッと笑った。
アタシはこの笑顔に弱いのかな?さっきからこの笑顔みるだけでめちゃくちゃ胸が高鳴る。
「・・・で!なんなの?あともう1つは。」
「あぁ、そうだね。3つ目はなんと!!」
なんと!!??
「今日から舞は俺の彼女ね♪」
「・・・」
・・・はい?
顔が引きつって行く。
何を言ってんの?この、イケメンハーフは。この悪魔は。
「分かった?舞。」
「・・・」
開いた口が塞がらないというのはこういうことだったんだ。
アタシがポカーンとしているとルイは上目遣いになった。
そして―・・・
フワッ・・・
「契約。」
ルイの笑顔があったが見ている気がしなかった。
一瞬だった。一瞬の出来事に頭が回らなかった。
・・・今の・・・
ルイの顔がいきなり近づいてきたと思ったら、唇にやわらかいものが触れた。
今のは・・・つまり、世で言う・・・
キスですよね?