天使と悪魔とハーフと。~黒髪少女と危険な居候!?~
「じゃ・・・じゃあまず、自己紹介と行こうか。雅也。」
「へ!?俺・・・英語はちょっと・・・。」
「日本語大丈夫です。」
へ?今の・・・ルイス・・・だよね?
すごい滑らかにスラスラ喋ったよね・・・。
というか、初めて声聞いた。
すごいかっこいい声。
「ルイは日本人の母親と、アメリカ人の父親のハーフだ。ハーフと言っても、日本人にとても近いかな。日本語もスラスラなんだよな?」
ルイスはコクンと頷いた。
「そーなんだ。あ、えっと長男の雅也です。今年で二十歳。よろしく!!」
人懐っこい雅兄が少し緊張していた。
それに比べて奏ちゃんは
「次男の奏汰です。高3の18歳。よろしく。」
なんとまぁ、無愛想。
奏ちゃん見た目も怖いうえにこんなんだから第1印象はてんで悪い。
「末っ子の舞です。えと、新高1です。よ・・・よろしく。」
ルイスはにこっと笑った。
優しそうな感じでよかったぁ。
外人って怖いイメージがあるからね。(あ、ハーフか。)