先生と教官室2〜新しい道〜
迎えにいく
「キャ―――――!!!」
「「!!!!!???」」
伊緒にキスをした瞬間、背後から寄生のような甲高い声が響いた。
やっべ、もしかして…。
「一発気合い注入しましょうか?甲田先生。」
「わっわっうわぁっ!!!」
「横井さん落ち着いて下さい。」
あーあ、見られちゃったか。
しかも、よりによってキスの瞬間を…。
「誰かに見られたらどうするんです?」
「ははは…鍵は閉めてあるけどな。」
「…まぁその話しは後ででも。とりあえず二人を門まで送っていきませんか?」
「ん?あー、そうだな。」
放課後から話していたのに、時計はすでに六時を指していた。