先生と教官室2〜新しい道〜
すでに時計は夜の10時を回っていて、もう遅い。
逢いに行くのは非常識にも近いだろう。
でも、頭では解っていても逢いたい気持ちは大きくなる。
だからそういう時は…。
「伊緒、そろそろ寝ようか。」
『…突然ですね。』
「本当は切りたくないけどさ…。」
『ふふっ、先生矛盾してませんか?』
確かにそうだ。
切りたくないけど切ろうって案は俺の勝手であって、矛盾しまくりだよな。
「なぁ、明日の朝教官室こない?」