先生と教官室2〜新しい道〜



これも、俺の単なる勝手。




先生という立場上、俺からはあまり会いにいけないので伊緒に来てもらおうという…。






まぁ、ようは我がままなだけなんだよな。





『……え、朝ですか?』




いきなりの提案に驚いたのか、伊緒の声が少し高くなった気がする。





「そう、朝。もし来たら俺が何でこんなにも矛盾したことを言うのか教えてやるよ。」






『えっ!!それは是非聞きたいです!!絶対行きます!!』






「おっ、おう…。」






これは想定外だ。





言い訳のような感じでテキトーに言ったんだが、伊緒にとっては相当嬉しいらしい。






『じゃあ明日早起きするんで寝ますね!!おやすみなさい、先生。』






「あぁ、おやすみ。」







嬉しそうな伊緒の声の後に聞こえてくる、電話の終わりを告げる音を確認してから携帯を閉じる。






そして自分の身体と共にベットへと投げた。








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