先生と教官室2〜新しい道〜




「先生、いい匂い。コーヒーいれたんですか?」




「ん?あぁ、伊緒が好きだと思ってさ。」




「え?」




「あれ、違ったか?」





なんで…。




なんであなたって人はそうなんですか?




いつのまにか私の気持ちを読み取っていて、くぎ付けにさせてしまう。




まるで自分以外を見せさせないようにするかのごとく、私の心を掴んでしまうんだ。




「ずるい。」



朝から刺激が強いよ、先生。




私これから授業受けなきゃいけないんだよ?




こんな真っ赤な顔でどうすればいいのよ…。





< 180 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop