先生と教官室2〜新しい道〜
「先生、いい匂い。コーヒーいれたんですか?」
「ん?あぁ、伊緒が好きだと思ってさ。」
「え?」
「あれ、違ったか?」
なんで…。
なんであなたって人はそうなんですか?
いつのまにか私の気持ちを読み取っていて、くぎ付けにさせてしまう。
まるで自分以外を見せさせないようにするかのごとく、私の心を掴んでしまうんだ。
「ずるい。」
朝から刺激が強いよ、先生。
私これから授業受けなきゃいけないんだよ?
こんな真っ赤な顔でどうすればいいのよ…。