先生と教官室2〜新しい道〜
夏に近づいてきて、少し暑くなってきた教官室。
そこで感じる先生との幸せは、何よりも熱くてとろけてしまいそう。
照れて真っ赤になった先生は、私の顔を見ないように自分の胸へと私を抱き寄せた。
「お前も十分ずるいろぉ…。」
「え?何か言いました?」
「いや、何も…。」
それから当分の間、先生は私を抱きしめたまま話し続けた。
昨日の夜のこと、進藤先生と恵那のこと、他愛もないことを沢山。
こんな朝がいつまでも続けばいいのになぁ…。
朝目が覚めたら隣に先生がいて、平日は一緒に出勤したりして。
それで休みの日は、お昼位までベットでひっつきながら過ごしたいな…。
「あれ?また笑ってんのか?」
「ふふっ笑ってませんよ?」
そんな私の理想を話したら、先生はどんな反応をしてくれるのかな?