先生と教官室2〜新しい道〜




誰とも撮らないでって…そんなの言えるなら言いたいよ。




でも、先生は私だけのものじゃないし…。




甲田翔也という男性は私だけのものであってほしい。




けど、先生という存在まで独り占めにしようなんて贅沢なことはしたくない。




「言いに行く?このあと。」




「ううん、大丈夫。」




「…そっか。」




大丈夫、大丈夫。




私はこんな事で妬いたりしない。




写真を撮っただけで先生が取られるわけじゃないもん。




私だってクラスの男子とかに誘われたら断れないし、先生なら尚更生徒を断れないもんね。




だから、仕方のない事をとやかく言うのはやめよう。




今の子供のままではなく、少しずつ大人になるって決めたんだから…。









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