先生と教官室2〜新しい道〜
華麗なバトンパスから、次々へと第2走者達が走りだしていく。
「あ、牧先生!!」
どんどんと走り出す選手達のなか、先生達のチームにもバトンが渡された。
第2走者ともなると、どんどんとみんなが抜きつ抜かれつの大接戦を繰り広げていくようになっていった。
「牧先生もやるねー。」
確かに、牧先生は高校生と比べて何の遜色もないぐらいの俊足で、鈴原先生の4位を守り続けていた。
もうみんな手と足にモーターでもついているんじゃないかってほどのスピードで、言葉がでなくなってきたな…。
「あ…。」
そして、ついにバトンはあの男の元へと運ばれていった。
「進藤先生……」