先生と教官室2〜新しい道〜
「うわー…大丈夫か?」
「いたそーっ」
「やっちゃったな…」
さっきまでの大歓声は少しずつ同情の声へと変わっていき、誰もがその子に注目した。
あの子どうしたんだろう、起き上がってこずに地面を向いたまま…。
「…先生、1位で決まりだね。」
「う…ん…。」
不本意だけど仕方ないのかな…これが勝負の世界だもんね…。
みんなが1位の子に注目している、その時、先生がその子の前を通過しようとした。
でも、次の瞬間…ズッッザ―――――ッッッッ!!!!!!!
「ぬおおおおおおっっ!!!!!」
「……。」
「……。」
「「……………。」」
………え?せんせい?