先生と教官室2〜新しい道〜
「えへへ、また一つ先生の事好きになっちゃいました。」
「……伊緒のバカ。」
俺の顔を見上げて笑う姿がめちゃくちゃ可愛いくて、俺は力強く伊緒を抱きしめ返した。
愛おしくてたまらなくて、出来ることならずっとひっついていたい。
ずっと二人で一緒にいたいな。
どんな俺でも伊緒は理解してくれて、見ていてくれる。
いつも隣にいてくれる。
そのことがまた俺を幸せにさせてくれる。
「先生?」
「ん?なに?」
「ふふ、今日は良くできましたっ!!」
…まるで母親に誉められた子供のような俺。
その一言が嬉しくて、頑張って良かったと思える。
「…伊緒、好きだよ。」
「えぇっ!!?」
「ふはっ、良い反応。」
それから少しの間だけひっついていた俺達は、その後教官室に戻り四人で昼食を食べて過ごした。