先生と教官室2〜新しい道〜
「どうしたんですか…?」
戸惑いながらも伊緒はちゃんと俺の要望に答えてくれる。
そして、それを知ってるから尚更いじめたくなってしまう。
「すぐ解るよ。」
キョトンとした伊緒の顔を勢いよく引き寄せ、接近させる。
「きゃっ…!!」
そして、そのままの変わらぬ勢いでキスをした。
「んっ…!!?」
さっき伊緒が飲みたいと言ったコーヒーの味のキス。
甘いには少し足りない、苦いコーヒーの深い味わい。
それが、俺たちのキス。