先生と教官室2〜新しい道〜




「なぁ、俺の理性をなんだと思ってるんだ?」





服を握っている手をゆっくり掴み、伊緒の頭に自分の顔をのせた。





「せんせ…重いよー」





「うるさい。全部お前のせいだからな。」





「えぇっ!!?」






伊緒が望む事なら、できる限り全部叶えてやりたいと思っている。




けど、今のお願いは叶えてやれないかな。




あ、でも俺の家だったらしてたかもしれない。




伊緒が望むように、もう一度キスを……。






「ふぅ…ほんとお前は色々危険なんだよなぁ。」





「せーんせ?」





「コラ、その声やめろ。襲うぞ?」




「うにゃぁっ?!!」






教師でもあるが、俺だってそれ以前に男でもある。





理性がずっと保ててると思ったら大間違いだぞ?













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