先生と教官室2〜新しい道〜




「ははっ、嘘だよ。」





「先生が言うと嘘に聞こえませんよ…。」





「そりゃどーも。」





「褒めてませんっ!!」






伊緒の怒り声に少し微笑んでから、ゆっくりとソファーから立ち上がる。





せっかくクッキーを作ってくれたのだからコーヒーでも淹れようか。






伊緒は…ココアだな。






その俺を不思議そうに見ていると、伊緒もソファーから立ち上がってきた。






「先生、コーヒー淹れるの?」






「あぁ。」






伊緒との会話をしながらやかんを火にかけ、冷蔵庫へ牛乳をとりに行った。










< 230 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop