先生と教官室2〜新しい道〜
「あ、先生コーヒーどうぞ。」
「あぁありがと。……そっちは?」
「え?こっちココアですよ?」
「は!!?ココア?」
牛乳はなかったのに、どうやってココアなんか…。
「先生が向こうに行ってるときに進藤先生が来て、牛乳くれたんです。私コーヒー飲めないんで…。あ、まだ余ってるんで先生の分もいれましょうか?」
「…この野郎。」
涼しげな顔でコーヒーを飲んでいる進藤先生の姿に苛立ちを覚えたのは言うまでもない。
また俺は進藤先生に遊ばれたわけか…。
そういえば最近、散々横井との事でからかってたしな。
もしかしたらその仕返しかもしれない。
「先生?怒ってます?」
「いや、怒ってないよ。座ろうか。」
「はい!!」