先生と教官室2〜新しい道〜
「なんで最後の担任が進藤先生なの…。」
「えーいいじゃん、進藤先生って結構人気なんだよ?」
え、そうなの?
あんな性格悪い進藤先生が?
「そんなこと全然知らなかった…。」
「まぁ伊緒は甲田先生一筋だしね。」
「なっちょっっ…!!」
バコッ!!!
「いった!!」
「片瀬さん、うるさいですよ。」
うっわぉ…いつもの進藤先生じゃないぞ。
私に敬語を使ってくるとは…。
「すいま…せん。」
「解ればいいです。」
日誌で叩かれた頭を抑えながら謝ると、進藤先生はそのまま教卓へと戻り話を続ける。
進藤先生が人気者ね…想像できないや。
「では、今日はこれで終わります。解散して下さい。」