先生と教官室2〜新しい道〜
遠いスーパーで
「いらっしゃいませー。」
冷房の冷たい風が気持ち良い店内。
響き渡っている、愉快な音の数々。
先生の車に乗って一時間弱。
今まで来たことがない、とても遠くのスーパーへとやってきた。
「よし、探すか。」
「はいっ。」
先生が何でここの店を選んだかは解らない。
特別大きいという訳でもないし…。
もしかしたら外見とは違い、良い食器が揃っているのだろうか。
「せん……んぐっ!!」
少し前を歩く先生に声をかけようとすると、いきなり口を手で抑えられた。
その行動に、思わず息をのんだ。