先生と教官室2〜新しい道〜
『……ふふっ、彼女ならここにいるわよ。』
「えっ……」
携帯を落としてしまいそうな程の衝撃が全身に走る。
一体どこで出逢ったというのだろう。
いやそれより、何で俺の彼女だと解ったんだ?
『だから早く来てあげなさい。いいわね?』
「はいっ!!」
耳から携帯を離し、通話を終える。
そして、止めていた足を再び動かし駐車場へと向かう。
伊緒とあの人達が待つ店へと、とにかく出来るだけ急いだ。