先生と教官室2〜新しい道〜
「ふっ…そういう事。」
恥ずかしい為、下を向いてコクンと小さく頷く。
「まぁどうでもいいけどさ。」
なんだこの男は…。
聞いといたくせに結局どうでもいいんかい!!
てか、こんだけ言わせといてそれはどうなの!?
「進藤先生って…よく解んないですよね。」
意地悪だし何がしたいか解んないし。
でも誰よりも周りを見てて何かと助けてくれるのは確かだし…。
掴み所がなさすぎて困る。
「別に解らなくていいだろ?」
まぁそれもそうだけど…。
興味本位で知りたいとも思うんだ。
「じゃ、俺は戻るから片瀬はさっきの事を甲田先生にでも伝えてきたら?」
「は?!言いませんよ!!」
「喜ぶだろうなー甲田先生。はっはっはっ。」
「え、ちょ、進藤先生!!」
…行ってしまった。
言いたい事だけいってあっさりと…。
しかも最後のあの笑い。
優しいのも知ってるは知ってるけど…。
あの人はただの意地悪な悪魔だぁぁ!!!!