先生と教官室2〜新しい道〜






「ふっ…そういう事。」





恥ずかしい為、下を向いてコクンと小さく頷く。





「まぁどうでもいいけどさ。」





なんだこの男は…。





聞いといたくせに結局どうでもいいんかい!!





てか、こんだけ言わせといてそれはどうなの!?





「進藤先生って…よく解んないですよね。」





意地悪だし何がしたいか解んないし。





でも誰よりも周りを見てて何かと助けてくれるのは確かだし…。





掴み所がなさすぎて困る。





「別に解らなくていいだろ?」





まぁそれもそうだけど…。





興味本位で知りたいとも思うんだ。





「じゃ、俺は戻るから片瀬はさっきの事を甲田先生にでも伝えてきたら?」





「は?!言いませんよ!!」





「喜ぶだろうなー甲田先生。はっはっはっ。」





「え、ちょ、進藤先生!!」





…行ってしまった。





言いたい事だけいってあっさりと…。





しかも最後のあの笑い。





優しいのも知ってるは知ってるけど…。





あの人はただの意地悪な悪魔だぁぁ!!!!





< 28 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop