先生と教官室2〜新しい道〜






――――――――………





「えっ、また大胆な行動に出ましたね…。」







「ばっ、ちげぇよっ!!本当に最後のは予想外だ!!」






「…まぁそういう事にしときますよ。」






終業式が終わり、生徒も学校から居なくなった昼。






俺と進藤先生は蒸し暑い教官室で昼御飯を食べていた。







久しぶりのゆっくりした昼休み。






夏休みは生徒にとっても教師にとっても天国だ。





まぁ忙しくないわけじゃないけどな…。








「片瀬さんの事何時に迎えに行くんですか?」


弁当のエビフライを頬張りながら進藤先生は俺を見る。





旨そうだな…今日の晩御飯はエビフライにでもしようかな。





「甲田先生?」






「ん、あぁ。確か八時位だったな。」






進藤先生に負けじと、弁当のハンバーグを口に入れる。


「八時ですか…妥当ですね。」





「まぁな。」






今日からの事を進藤先生に話すと、最初は驚いていたが、途中からはニヤツいていた。







今もどこか楽しんでるし。







「じゃあ僕もついてきます。」







「ぶっっ!!!!」






あまりの突然すぎる進藤先生の発言。






口に含んだご飯を吐きだしそうになってしまった。









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