先生と教官室2〜新しい道〜
「ちょっとっなんで逃げるのぉ!!?」
「ぎぃやぁぁぁ!!!!」
何故だかお互い必死で走る。
走って走って息が切れてきた頃、ふと思う。
「何で走ってんの私…。」
「それは私のセリフっっ!!!!」
後ろからフラフラとやってきた恵那が全力で私に突っ込んでくる。
その姿がまた面白い。
「ごめんごめん、ちょっと気持ち悪くて。」
「うっわ、傷つく!!」
駄目だ、これ以上言うと恵那が泣いちゃう気がするや。
仕方がないからこれ位にしといてあげよう。
「で、そんなに必死になって何かあったの?」