先生と教官室2〜新しい道〜
急に話しを変えた私に驚いたのか、恵那は身体をビクリと動かした。
「うん…ちょっとね…。」
深刻そうな顔でもなく、悲しそうでもなく。
ただ真っ赤な顔で私を見つめる姿があった。
「さっき…その…。」
これは、もしや…?
「好きな人が…できたみたいで…。」
やっぱりきたぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
「ほんとに!!?恵那が恋!!?」
「え、あ、うーん…そうなるのかな。」
これは何と嬉しい事なのだろう。
いつも私と先生を応援してくれている恵那を、今度は私が応援できるなんて。