先生と教官室2〜新しい道〜





先生の出かける準備が整うのを待つ間、私はお昼ご飯の洗い物をする事にした。






オムライスの皿とスプーン、それから二つのマグカップ。







これぐらいの量だったら直ぐに洗えるよね。






七分袖のシャツを軽く捲り、蛇口へと手をかける。






―――ピンポーン







その瞬間、滅多に鳴らないインターホンが鳴った。






「…誰だろ。」







この数週間先生の家にいるけど、訪問者がくるのは珍しい。






まして、宅配もこない休日に来ることは今日が初めて。






洗い物をしようとしていた手を止め、インターホンへと急ぐ。






すると、先生も気になったのかインターホンへと歩いてきた。







「誰だ?休日に来るなんて珍しいな…。」







「ですね。」







とりあえず誰かを確認しようと、二人でインターホンのカメラを覗き込んだ。







「「!!!!!!」」











< 330 / 379 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop