先生と教官室2〜新しい道〜






「なぁ伊緒。」






「は…い?」







ちょ、近い!!顔!!とゆうか全身!!







息するのすら緊張するじゃん!!








「そんな体勢して…誘ってんの?」








はぁぁぁぁぁぁっっ??!!!!!








そんな体勢って、全部先生がやったのに!!







自分の体勢と先生の言葉からくる恥ずかしさを取り払おうと勢いよく起き上がる。








ついでに先生に頭突きをお見舞いしようと思ってたのに。








私が起き上がるのと同時くらいに、先生も身体を起こした。








「っっ!!!」







そして、起き上がる私の唇に合わせるように、先生は自分の唇を重ねてきた。








「…………。」








何か自分からキスしたみたい。








いくら起き上がった勢いとはいえ、ドキドキが半端ないんですけど…。









「珍しいなぁ。伊緒からキスしてくれるなんて。」







「なっちが!!これは先生がっ」









「俺が?」









「……あ、や…もう…何でもないです。」









そんな顔で覗き込まないで。







少し潤んだ目とか片方だけ下がってる眉とか…可愛くて何にも言えなくなってしまうから。











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