先生と教官室2〜新しい道〜
先生の車の中で
プルルル…プルルルル…
「もしもし!!先生!!?」
『おー、でるの早いな。今大丈夫?』
「はい!!」
恵那と遊んでから家に帰ってきた私は、ベッドでゴロゴロと寝転んでいた。
いつもなら直ぐに寝ちゃうんだけど、今日はずっとドキドキしててウトウトもしなかった。
『…ドライブ、したくない?』
少し控えめに、甘えた声で私に問いかける先生が可愛い。
私を誘う時、いつも先生は上から目線で誘ってくる。
「したいです…逢いたいです。」
でも、それはきっと先生なりの照れ隠しなんだろうなって思う。
だから、私はそれに素直に返事をする。
『じゃぁ降りておいで?』
「え…?」
『後で迎えに行くっていっただろ?』
「………っっ!!!」
胸の鼓動が一気に加速していく。
ドキドキして、キュンキュンして、もう心臓が張り裂けそうだ。