先生と教官室2〜新しい道〜
『嘘だよ。俺が寂しかったの。』
え……?
『まだ始業式まで時間あるだろ?…いつもの場所、こない?』
先生が、すこぶる甘い…。
きっと、相当疲れが溜まっているのだろう。
私がそれを癒せるというのなら…。
「待っててください…。」
そんなの、いくに決まってる。
「ん、じゃぁな。」
「はい…。」
先生が言ういつもの場所とは、私が一番好きなところ。
冷暖房もなくて狭いけど、コーヒーのいい匂いが部屋中にしてとても安心できる場所。
それに…先生と唯一2人きりになれるとこでもあるんだよね…。
そう、私が目指す先は体育教官室。