先生と教官室2〜新しい道〜
確実に私より熱い身体。
苦しそうな表情。
先生…疲れが熱になって表れたんだ…。
肩に置かれた頭をソファーへと倒し、頑張って先生を寝かせる。
「お粥と薬と冷えピタ…それから…あ、親に連絡しなきゃ。」
今日は帰らないと伝えなければ。
流石に無断外泊すると心配かけるだろうし…。
今20時だから、22時くらいになったら電話しよう。
久しぶりのデートを邪魔したくないし、なるべく遅めにと。
「…買い物行くかな。」
部屋を見渡してから必要なものをメモる。
そして寝室から布団と家の鍵を拝借し、先生に布団を優しくかける。
「先生、行ってきます。」
眠っている先生にバレないようにキスをして家を出た。