先生と教官室2〜新しい道〜
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「……あれ?」
目をあけると、そこには薄暗い部屋が見える。
「うん、そういう事だから。じゃぁね。」
そして、誰かに電話をしている伊緒の姿が見えた。
…俺寝ちゃったのか?
だとしたら今何時だ?
伊緒を家に送ってかなきゃいけないのに…。
「…い、お…?」
「あ。先生、気づきましたか?」
少し遠くにいる伊緒に声をかけると、すぐに俺の方へと駆け寄ってきた。
「今何時だ?悪い直ぐ送ってくから…。」
何でか火照っている身体に疑問を持ちながらも身体を起こそうとすると、肩を思いっきりつかまれた。
「何考えてるんですか!!」
お、おぉ…まさか伊緒に押し倒されるとは…。
と、ゆうより…
「なんで怒ってるんだ?」