先生と教官室2〜新しい道〜
伊緒の大切な親友、横井恵那。
俺の大切な後輩、進藤先生。
何となく俺の勘だが何か起こりそうな気がする。
それが良い未来か悪い未来かはわかんねぇけど。
「よし、じゃあ私そろそろお粥作ってきますね。」
「あぁ…宜しく。」
待ってて下さいね、と言って寝室を出て行く伊緒を見て、自分が幸せな状況にいることを改めて知る。
俺が伊緒を好きになって、伊緒も俺を好きになってくれた。
俺が言う一言一言にドキドキしてくれて笑ってくれる。
最近当たり前になりすぎて忘れていたのかもしれない。
この何とも言えない幸せを。
もう一度、自分に伊緒の大切さを刻み込むように目を瞑り、深い眠りについた。