先生と教官室2〜新しい道〜
「あ……。」
先生の匂いがする。
「ん?どした?」
優しくて安心するこの匂い…久しぶりだぁ。
「先生、いい匂いですね。」
「…伊緒もな。」
そういいながら、私の髪に鼻を近づける先生。
先生がいい匂いっていってくれるなら、もっと手入れ頑張ろうかなっておもっちゃったりする。
「あれ、でも今日石鹸の匂い…コーヒー飲んでないんですか?」
「あぁ…缶コーヒーだから匂いがしないんじゃないか?」
え、先生が缶コーヒーとは珍しいな…。
淹れ立てのが一番好きなくせに。