先生と教官室2〜新しい道〜




「何がおかしいんですか?」





「あ、いや違うんだ。すまん。」





この前伊緒が話してくれた内容とビンゴしすぎて思わず吹いてしまった。




そんな俺を進藤先生は目一杯睨んだ。






「僕真剣なんですよ?」





「あぁ解ってる。」





俺だって十分真剣だ。




伊緒と話していた二人がいい感じに近づいてくれてるんだからな。






「で、気になるっていうのはどんな風に?」






淹れたてのコーヒーを進藤先生に渡し、俺もソファーへ腰掛けた。






「それは……」





進藤先生の横井への気にかけは恋なのか、それともただの教師としての思いやりなのか。







どっちなんだ?







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