先生と教官室2〜新しい道〜
だんだん顔が赤くなる。
先生は目を丸くして驚いてる。
でも引かない、頑張る。
「…ばーか、そんな事言うなよ。」
「え?」
さっきまでいじわるな顔だったのに、急に真剣な顔で私を見る先生。
一歩一歩近づいて、私へと足を向ける。
「どうした?何か寂しい事あった?」
顔を覗き込んでから、ゆっくりと抱きしめてくれた。
後頭部と腰に回された手が暖かい。
「せんせい……」
大きな身体に私もめいいっぱい手を広げて抱きしめた。