先生と教官室2〜新しい道〜
「何かあったのか?」
さっきからずっと心配してくれる先生。
心配性だなって思う反面、気にかけてくれる事が嬉しかったりもする。
「何もないんです…ただ、先生に触れたくて…。」
「!!!!!!」
珍しく素直な今日の私。
その姿が先生にとっては驚きらしい。
胸から聞こえる心音も段々速くなっている。
これは…照れてるな?
「…伊緒、簡単にそんな事いうなバカ。」
「え?」
真っ赤な顔の先生から返ってきた言葉は意外な一言だった。