先生と教官室2〜新しい道〜




どれだけ手を伸ばしても届かない。




抱き締めに行きたくても足が動かない。





『せんせ…っ』





伊緒の声が少しずつ小さくなっていく。





そして、それに比例するように伊緒の姿が暗闇へと消えていく。






「伊緒っ!!待てって!!」






お前は泣きながらどこへ行く?





俺の元には帰ってきてくれない?





なぁ、もうお終いなのか…?








「うわぁぁっっ!!」






まるで自分も暗闇へ落ちていくようだ…。










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