一番星の愛情物語
次男·嗣実の出逢い
嗣実さまは体が生まれつき弱い方でございます。
しかし、その事も気にせず、壱星製薬部門の部長をこなしております。
あまりにも女性に興味のない嗣実さまに業を煮やした昴さまが、嗣実さまのために有名どころのご令嬢を呼んで、パーティーを行いました。(勿論、他にもイケメンをそろえてありますが)
嗣実さまには敢えて伝えずに、昴さまのお顔を立てるよう、パーティー参加を命じられた次第になりました。
「はぁ……」
人が多い所が苦手な嗣実さま。
会場に入った瞬間に、人の少ない方に向かいました。
しかし、嗣実さまの事を知らない財閥のご令嬢は皆無。
「嗣実さま!壱星さまでいらっしゃいますわよね?」
胸元を強調しているドレスを身にまとったご令嬢が、次々と、嗣実さまの周りを取り囲みます。
「わたくしは……」
「いえ、わたくしと!」
次々とご令嬢達が、嗣実さまを追い詰めていきます。
初めは微笑んでいた嗣実さまも顔色が青くなり、よろめいたその時。
ドン、と何かにぶつかりました。
「ちょ……オバサン!何するのよ!」
甲高い声が、会場に響きました。
「この人、嫌がってるし、顔色真っ青じゃない!しかもしかもしかも!わたしのケーキ!」
しかし、その事も気にせず、壱星製薬部門の部長をこなしております。
あまりにも女性に興味のない嗣実さまに業を煮やした昴さまが、嗣実さまのために有名どころのご令嬢を呼んで、パーティーを行いました。(勿論、他にもイケメンをそろえてありますが)
嗣実さまには敢えて伝えずに、昴さまのお顔を立てるよう、パーティー参加を命じられた次第になりました。
「はぁ……」
人が多い所が苦手な嗣実さま。
会場に入った瞬間に、人の少ない方に向かいました。
しかし、嗣実さまの事を知らない財閥のご令嬢は皆無。
「嗣実さま!壱星さまでいらっしゃいますわよね?」
胸元を強調しているドレスを身にまとったご令嬢が、次々と、嗣実さまの周りを取り囲みます。
「わたくしは……」
「いえ、わたくしと!」
次々とご令嬢達が、嗣実さまを追い詰めていきます。
初めは微笑んでいた嗣実さまも顔色が青くなり、よろめいたその時。
ドン、と何かにぶつかりました。
「ちょ……オバサン!何するのよ!」
甲高い声が、会場に響きました。
「この人、嫌がってるし、顔色真っ青じゃない!しかもしかもしかも!わたしのケーキ!」