一番星の愛情物語
「おかーさま!」


まだ幼稚園くらいの女の子。


「実李ちゃん、嗣実くんの婚約者の、いろはちゃん。ご挨拶は?」


可愛いらしい実李さまは、ペコリと頭を下げました。


「いちほしみのりです。よんさいです」


いろはさまも、深く頭を下げました。


「栢宮いろはです。よろしくお願いします」


実李さまは、じっといろはさまを見ました。


「おっぱい、おっきーい」


いろはさまは、顔が真っ赤になられ、実央さまは爆笑していました。


「実李ちゃん、プリンかクリームパフ、どちらか一つ食べていいわよ」


「クリームパフ!いろはちゃんのおっぱい、食べたい!」


「実李、お母さまとお風呂入るといいよ。いろはさんはわたしのだから、あげられないから」


実李さまは、瞬きをして、クリームパフ片手に走り去りました。
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