―悲しみの先にあるもの―
「ん…あれ…。」



「やっと起きたか。」



えっ!!



「翼!?なんでここに??」



「お前が体調悪くて保健室行ったって聞いて来てみたら、寝てた。」



美希か…。



「ごめん…。」



「いや、別に…。」



「…。」



「…。」



この沈黙はどうすれば…。



「今日、翼もバスケ勝ったみたいだね。」



「あぁ。」



「私達も、美希の活躍でかてたんだぁ。まぁ私はあんま役に立てなかったけど…。」



「…。」



「美希の最後のシュートね…「お前も頑張ってた…」え??」



「だから、お前も頑張ってた。」



え?え?翼が…!!



「あと、もう放課後だから帰ったほうがいいんじゃね。」



「あ、うん。」



ヤバい、すごい嬉しいんだけど。




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