―悲しみの先にあるもの―
そう意気込んだものの、なかなか言い出せず放課後…



「美香いつ言うのよ。」


「だって、あれじゃあ近寄ることもできないし。」



「確かにね。」



そう言って翼の方に視線を向ける。



「翼く~ん、一緒に帰ろ~♪」



「一緒に遊ばな~い?」


「私と付き合って~♪」


たくさんの女子が翼の周りにいる。



あれじゃあ誘えないなぁ…。



祭りは明日。



今日誘わないと、明日の祭りには行けない…。




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