ブルーワールド
プロローグ
小さい頃おかした失敗のショックというのは、いつまでたっても消えないものであることは間違いが無く
「そっちは危ないから、あんまり一人で行くんじゃないわよ」
「は~い…うわっ」
バシャーン
「栄ーっ!」
まだ泳ぎ方を知らなかった4歳の俺は、親の忠告の甲斐もなく、自自分では足のつかない噴水に頭から突っ込んだ。
そして俺は、このトラウマのせいで一生泳げないという生活を送る。
ただ失ったものの代わりに得たものも
無くはない。