ブルーワールド
「だって、栄君有名だもん。泳げない水泳部って!」
カチンとくることをこいつは…
訂正
コイツは可愛くない!!
とてつもなく失礼女!!
およげないんじゃねぇ、あんまり泳げないんだ!
俺はよほど不機嫌な顔をしていたらしい
「ごめん、気に障ったよね?本当にごめんね。
話したことも無いのにズケズケと。
友達にもよく言われるんだ、あんたはストレートすぎるのよ、いくら本当でも言って良いことと悪いことがあるんだからって」
「…いや、別に」
まぁあながち間違ってはいないのだが
「ってかフォローになってねぇし」
「えっ?」
…こいつ、解ってねぇ
天然なのか?
「ところで由井‥さん」
「呼び捨てで言いよ。同じ学年なんだし、むしろ初(ハツ)でいいよ。みんなそう呼ぶんだ」
「あ、俺も栄でいいよ。君とかつけられるとハズい。」
「そう?なら栄って呼ぶね」
こうして俺らの交友関係は…
「ってそうじゃねぇ!」
危うく流されかけた
「初は何でここにいるの?」