ブルーワールド



「あ、沢村じゃん。今から部室行って荷物とってくんの」



「へぇ、部活辞めるのか」



「ああ」



「そおか。だからか」



沢村はさも納得がいったような顔をする



「何がだよ?」



「だってお前最近変だったし」



「変って?」



「ん~、長年連れ添ってきた彼女にフラれたようなオーラが…っイテっ!?なんだよ、図星だからって蹴るなよな!!」



「わりぃ」



なんだか思わず足がでた



別に図星だったからでは…



フラれたね…確かに間違ってはいないかもしれない



俺はあの世界から拒絶されたに等しいのだから



初さえも俺を見捨てた…



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