Rainy days never stay~心の傷痕~
謝って欲しくなんかない・・・。

「・・・それは何に対する謝罪ですか?
もう、私が何を知ってしまったか気付いているんですよね?」

自然と強い口調になる。

「・・・ああ、きっとあの留守電を聞いたのだろうと・・・。
だから真琴にここに来る前に会って確かめてきた。」

彼は私と真琴ちゃんに面識のあることを知っていた。

やはり、そういうことなんだ・・・。

「そうですか。・・・で、どこまで知ってるんですか?
私たちが・・・進と私が付き合っていたこと・・・初めから知ってたんですよね?」

「・・・ああ。」

彼は私と進の関係を初めから知っていて、私に近付いた。

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