Rainy days never stay~心の傷痕~
リビングに戻った私達は、散らかった部屋を2人で片付けた。
 

空き瓶や空き缶の片付け、食器の洗浄をして一段落すると、丁度小牧さんが戻って来る。

「あいつ、大丈夫か??」

「今は落ち着いてぐっすり寝てるわ。
桜ちゃん本当にごめんなさい、こんな事になっちゃって。」

小牧さんまで・・・。

「お二人とも謝ってばかりですよ。
何も悪いことしてないのに。」

そんなに謝られたらこっちが恐縮しちゃうよ。

「それもそうね。」

「そうだな。」

3人で顔を見合わせて笑った。

ちょっと和やかな雰囲気になる。



< 15 / 196 >

この作品をシェア

pagetop