Rainy days never stay～心の傷痕～

今日の先輩はいつにも増して殺気立っていた。

恐らく今の彼は、仕事が乗りに乗っている状態だ。

プログラマーの仕事って、意外とひらめきが必要だったりする。

一所懸命考えているときには全然思いつかないのに、全く違うことをしているときに限ってピンときちゃったり。

でも、今の私にはそんなこと言っていられなかった。

目の前のバグを今倒さなきゃいけないんだから。

まずはリラックスだ。

私は頭をリフレッシュするために、休憩室に行くことにする。

先輩の注意をそらさない様にゆっくり立ち上がって休憩室に向かった。

自販機で抹茶オレを買っい、そこにあるふかふかのソファに座る。

このソファは私のお気に入り。

体をソファに沈めながら目を閉じ、ゆっくりと糖分を体の中に流し込む。