Rainy days never stay~心の傷痕~
「・・・ごめんなさい。」
「何で桜子が謝るんだ、何も悪いことしてないじゃないか。」
「私はあなたをいっぱい傷付けた。」
「バカだな、傷付いたのは桜子の方だろう。」
私は首を横に振る。
そして顔を上げ、彼を見つめた。
「大好き。愛してます。」
やっと言えたこの言葉。
「私、陽樹さんと一緒に幸せになりたい。」
彼は微笑えむ。
「やっと聞けたな、その言葉。
もう絶対離さない。」
彼は私の顎をそっと持ち上げ、優しく唇に指で触れる。
「愛してるよ。狂おしいほどに。」
そして、熱いキスをした。